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Channel: スポーツナビ+ タグ:宮間あや
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なでしこがかっこいい理由(ミヤマ発言など)

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いや~スゴかったね。なでしこの、7戦目。W杯決勝戦。各国サッカーをながく観てると、たまに「ものすごい試合」に当たるのだけど、これが正に「それ」だった。サッカーを好きでいて良かった。理論派の多いスポナビブログ内において、アホっぽい感想を書くのはかなりしんどいのだが、今回はどうしてもスルーできなかった。決勝前夜の公式会見から「ものすごい」は始まっていて、ミヤマは「優勝して、なでしこをブームじゃなく文化にするスタートにしたい」と発言。マジか!ミヤマ!このタイミングで、このセリフ。かっこよすぎる!「各自の意識を変えていってほしい、私は現状に不満がある」というメッセージ。全てのサッカー関係者をザワつかせ、ただのサッカー好きにも揺さぶりをかける。しかも、誰を指定して責めてもいない。ファイナリストだからこそ、効果抜群の一言。これが、ベスト16にも入れなかったチームなら効果もなく発言資格、発言機会すら無かったはず。同時に、チームに自ら追い込みをかける言葉でもあり、「実力的には一段格上であるアメリカ」を敵にまわすことの覚悟も見える。敗戦後の会見では、効果が薄いからだ。測られたタイミング。選り抜かれた言葉。かっこいい。おそるべし、ミヤマ。晴天の決勝戦は、4-0から始まった。アメリカ人で占められたようなスタジアムの、轟音。絶望的な光景。が、ここから「予想外デス!」の連続だった今大会のなでしこの、「真に予想外」な事態が。なでしこたちの心は、折れなかった。4-0の後の、さらに5-2の後のなでしこ。録画を持ってる方は、もう一度観なおしてもらいたい。逆転できるスコアではないと知りつつ、顔は正面を向き、ゴールをめざして走り続け、迫り続けた。心が折れていたなら、あれは不可能だ。「頭の中はまっ白、頸椎7番のあたりで頭部はガックリ垂れ、腹からは力が抜け、トボトボ歩くのがやっと、あるいはブチ切れてしまい暴力行為、レッドを貰い自ら退場する。試合は崩壊する」これが正しい「心が折れた」状態であり、サッカーではわりとよくみる風景だ。それが「人間的だし、同情もできる」フツーの状態なのだが、なでしこは、誰もそうはならなかった。異常な事態。 4年前の決勝もそうだった。当時も「格上」だったアメリカに「挑戦する権利を得た」側であるなでしこの闘いぶり。まるで、殴り倒しても殴り倒しても、笑いながら立ち上がってくるボクサーのような不気味さ。異常な展開。さぞやアメリカには気持ちの悪い風景だっただろう。今回は一気に4-0にしたのに効いてないのだから、さらに「なんだコイツら!キモーい!」だったはず。同情に値する。何分ころに何が起きたのか、書く前に疲れてきた。ので次回に続く。

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